吉祥寺の雑貨屋で
首輪を見つけた。
それは和風な感じの首輪。
たまには、小次郎とルルにひとつずつ買ってやるかな。
というわけで、ひとつ1000円ぐらいのを二つ購入し、
実家に戻った。
「お~い、小次郎はどこだ?」
小次郎は、基本的には運動神経抜群で、脱走すると近所の野良を追いかけまわすほどに、たくましいのだが、人に対してはビビリで人見知りがはげしく、知らない人が家に来ると引きこもる性質をもつ。
そして、いつものように帰ってから10分間は耳をすませ、知ってる声だと気づくと、様子を伺いつつ近づいてくる。

「なんだよ、バカ息子が帰ってきたのか」と気づくとようやく部屋に入ってくるのだ。
一方、ルルは無神経でご飯をあげるとあげた分だけ食べるため、あげすぎると下痢をおこすのだが、頭がおかしいのかコイツと思うぐらい人なつっこく、玄関で出迎えをする性質をもつ。
神経質な「小次郎」に、無神経な「ルル」
こう性格が正反対なので基本的には、しつこいルルに対して、小次郎はいつもうざがっているようだ。
「おーし。今日は、江戸風の首輪を買ってきたぞ。」と満足気に首輪をつけてやった。
小次郎には、唐草模様。

ルルには、赤の帯に花柄模様

「おー!やっぱ似合ってますよー、センスいいですね~君たち。」とほめてやっても、二匹は、まったくもって
いや~まったく
も~まったくもって、感心がない。
どーでもよい。
はっきりいって、つけないほうが自然。
「おまえバカか、死ね。首輪なんてつけて喜ぶだろうなんて思っているようだけど、こっちとしちゃー、どこ吹く風だよ。」
ぐらいことを平気で言うのである。
喜ぶネコたちの姿を思い描きながら買ってきた自分と
ネコたちの無関心さは、あまりにもギャップがあって、
それはほんとーに
ほんとーに、東京からアルゼンチンぐらいのギャップがあって
ジブンヨガリさを痛切に感じ
俺はさみしい。
(あとがき)
今回は超短編小説調に仕上げました。
途中から「オチがない。オチをどうしよ!」と思いましたが、最後までオチが出なかった。未熟者です。
ここでのオチの正解例はなんでしょうか。
よろしくおねがいします。
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